超高級メコン川クルーズツアー後編 2018ホーチミンその11
メコン川クルーズツアーは中盤となってきました。豪華貸切クルーズ船から手漕ぎの舟に乗り換えた私たち。ジャングルの中へ進んでいきます。
こんなところを進んでいくため、小舟じゃないと進めません。
ちなみに手漕ぎの舟で、このような形で漕いでくれています。おばちゃんは手慣れたものです。
エンジン音がないためものすごく静かで、手漕ぎの水をかく音しか聞こえません。すごく気持ちの良い瞬間でした。
しばらく進んでいくと、人が住んでいるエリアに来ます。このあたりは水害防止か整備がされています。
すると突然水の中から人が!ガイドさんの話によると、このあたりの泥をすくってきて乾かすと肥料になるとか。これを売って現金収入にしているそうです。
ジャングルクルーズの前半はいかにもジャングルというところをとおり、後半はメコンデルタの生活感を感じられるエリアをとおっていきました。
小舟のジャングルクルーズが終わり、もとの船に戻ってきました。戻ったところでフルーツのおもてなしです。のどが渇いた絶妙なタイミングで、大変うれしいサービスでした。
さて、クルーズ船は生活感のある地域を進んでいきます。こちらは水上マーケットとのことで、他の船の観光客などが買っていました。このあたりの沿岸の家々はお店になっているところや、直接船で出られるようになっているところなどが多く、生活の川として機能している感じがします。
教会も川沿いにありました。
写真がないのですが、驚いたのはここからしばらく行ったところに棺桶屋さんが数件あり、川から色々なデザインの棺桶が見えるのです。教会と関係があるのかわかりませんが、棺桶がディスプレイされているところなんて見かけないので斬新だなあと感じました。
さて、ツアーも終盤。川から上陸し19世紀に建てられた古民家に立ち寄ります。フランス風の建築がしっかり残っていて美しいつくりです。
裏庭にまわると水瓶が置いてありました。昔は雨水をためて飲料水にしていたとか。
さらにもう少し下流に下ったところで観光農園的なところに行きました。
こちらはハチミツ屋さん。入り口ではミツバチの巣箱を見せてくれました。ミツバチがびっしり。大丈夫なんでしょうが素手で扱うのは見ているだけでドキドキします。
こちらではハチミツをお湯でわってお茶のように飲むそうです。ハチミツ自体がサラサラしている感じです。味は酸味が強く普段食べているハチミツとは少し違います。ハチミツ好きではありますが、ちょっと違うイメージなので購入は見送らせていただきました。
次に訪れたのは、お米などの加工食品工場。工場といっても大きく機械化されているわけではなく、それぞれの所で人が作っている場所。
ベトナムの食事に欠かせないライスペーパーや、ココナッツキャンディーなどをつくっていました。そしてこちらの写真はぽんぽん菓子みたいなのを作っている行程です。熱く熱した黒い砂に籾を放り込みます。
しばらくすると一気にはじけてお米が暴れだします。
これを鍋の上でふるいに入れると、入れた段階で黒い砂が下にこぼれ落ちます。その後すぐ隣でふるいを激しく振っていくと、籾殻が下に落ちてポンポン菓子だけがふるいに残っていきます。この工程はなかなか楽しかったです。
他の観光客はいくつか買ったりしていたようですが、我々のガイドさんは全く売り込まず、何も買わずに船にもどりました。
ちょうど雲行きが怪しく、船に乗ったところでスコールが。危ないところでした。
豪華貸切船はこれでおしまい。このあとすぐに小さな船着き場で下され昼食です。